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ということでひき続き 観察日記! (隣の女子高生②)

駅を出ると藍ちゃんは繁華街へと足早に向かっていく。

おい!そっちには飲み屋街しかないんじゃ…

まあいいっか、どこに行くのか興味あるし!

そのまま付けて行くと藍ちゃんは路地裏にあるライブハウスの中に入っていった。

中に入るのはやばいかもって考えたがここまで来たらとことん追っかけてみるか!

中に入ると受付でお金を払ってる藍ちゃんと目が合った。

藍ちゃんは嬉しそうに俺に擦り寄ってきて『杉村さんもマコトのファン?マコトって良いよね』

なんて聞いてきた。

?マコトて誰だ?最近のヤツかなぁ!って思ってポスターを見てビックリ。

どう見ても昔バンド組んでた人で藍ちゃんがファンてのは…

不思議に思って『マコトって…藍ちゃん何で好きなの?』って聞いてみた。

すると『お母さんがはまってて、一緒にCD聴いたりしてたら藍がはまっちゃった!

だって超渋くてカッコイイ声してるじゃん』との返事が返ってきたので

『そうだよねぇ!やっぱりあの声は渋くて良いよね。』なんて話を合わせながらチケットを購入!

こうなったらもう、コソコソ付いて行く必要のないので、堂々と並んで話しながら

一階の立ち見のフロアに向かった。

開演30分前だというのにフロアは半分ほど埋め尽くされ

ライブが始まる頃には身動き取れないほどになっていた。

ライブも中盤を迎える頃には懐かしい曲なんかもあってこんな日も良いなぁって。

そうそう!浸ってる場合じゃなく肝心の藍ちゃんはって言うと隣でヒートしっぱなしで

もう自分の世界に入っているらしく俺のことなんかすっかり忘れてる感じだ。

でも、彼女から漂うほのかな汗の香りが心地よく本当に付いてきて良かったって…

いやまて!俺はこんなキャラじゃなかったはずどうしたんだろう。

このむせ返るような熱気に酔ってしまったのかもな。

いつの間にかバラードから乗りの良い曲に替わり、思い思いに体を動かし始め

狭いスペースが寄り狭くなり、ドンと押されて藍ちゃんの胸に俺の手の平が…

やばいと思って藍ちゃんを見ると、そんなことには気が付かず

乗りに乗って体を動かしてる。

それを確認するといけないとは思いつつもチョットづつ手の平を

胸に這わせて柔らかな感触を楽しんだ。

うわぁ!これじゃ痴漢して喜ぶその辺のロリコンおやじと一緒じゃん。そう思って

慌てて手を引っ込めると何事もなかったかのように曲に合わせて体を動かしていった。
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